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全日本青少年大会に引き続くようなかたちで、5月5日大和郡山市立武道場に於いて第4回奈良県下極真空手型競技会が開催された。 今回は午前中の予選、午後からの決勝ともに自由種目で行われた。 但し、決勝種目では予選種目と同じであったり、難度を下げた種目の場合1.0の減点とした。 スポーツ競技に於いても、フィギアスケート、体操、高跳込み、シンクロ等のようにウォッチで計測するものでなく判定員が頭の中で創り出す点数競技に共通して言える事は、点数の客観性や信頼性の低さである。 今大会では3つの工夫が見られたので紹介したい。 (1)全ての試合、全ての判定員の「不採用率」を算出した。 (2)採点の刻みを0.1にして判定員の表現の巾を広くした。 (3)判定は1回ずつ小票で集め、計算員が集計・発表した。(但し、1.5点以上の差がある場合は判定員が協議した。) 以上の結果、「不採用率」は主審2%、1審2%、2審5%、3審2%、4審10%という 結果になった。 これは目を見張るべき信頼性の高さであると思える。また、型が動作をなぞるだけのものにならぬように、 分解組手をしっかりやる必要性を痛感した。 今後も洗練された格調の高い空手文化の修得を目指したい。 (天理分支部長 伊藤賢二)
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