【 第35回奈良県下各道場交流試合 】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2006年12月17日 日曜日 会場/奈良市中央第二武道場 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今年最後の行事でもある第35回交流試合が、近年では最多となる382名の選手が出場して奈良市第二武道場にて開催されました。
来賓として、奈良市市議会議員の大坪宏通氏と、株式会社藤井総合開発代表取締役の藤井孝博氏、近県支部より高尾大阪東支部長と、保田大阪中央支部長にご臨席いただき、大坪先生には開会式にてご祝辞を頂きました。又、株式会社アラカルト及び株式会社マーシャルワールドジャパンの後援を得て、入賞者に副賞が授与されました。 今回は、幼年の部に44名という多くのちびっ子のエントリーがあったため、幼年の部軽量級、幼年の部重量級、幼年上級の部という3階級に分けて行うことになりました。 参加選手最年少は、4歳の村川力弥くん(北和所属)と、中川凛ちゃん(北和所属)。 最年長は、山口義弘さん46歳(吉野分支部所属)。山口さんは4位入賞。 28階級のうちの21階級315名は幼年・少年が締め、昨今のちびっ子戦士の活躍ぶりが大いに伺える試合となりました。 幼年・少年部のそれぞれの階級では、大人顔負けの大技を駆使した闘志むんむんの戦いが繰り広げられ、閉会式では入賞した選手全員に、秦師範より『よく頑張ったね!これからも頑張って!』と温かい激励を受け、握手していただきました。 試合のメインエベントとなる一般の部は、今回体重無差別で行われましたが、6月の全日本ウエイト制大会でも活躍した木村洋介初段が、昨年優勝の津路善也1級を、切れのある動きとガッツで放つ突きと蹴りの応酬で降しました。 出場した選手諸君の心に又、最後まで声を枯らして応援してくれた多くの人たちに、大きな感動を残して第35回交流試合は幕を閉じました。 入賞された皆さんは、別表の通りです。 《 おめでとうございました!! 》 尚、今試合の写真を下記サイトで購入する事ができます。プロのカメラマンの手になる感動を凝縮した素晴らしい写真を、ぜひ閲覧していただき記念にお買い求め下さい。 掲載期間は次の通りです。オールスポーツで検索し、オールスポーツコミュニティからアクセスしてください。下記アドレスをクリックしていただくとすぐに入ることが出きます。 http://allsports.jp/ 2006年12月20日~2007年1月17日まで。 閲覧にはパスワードが必要です。選手の方は選手受付の際にお渡ししたチラシにパスワードが記入されていますので、ご確認下さい。パスワードが分からない方は、道場名とお名前を言っていただき、事務局にご連絡下さい。 【 秦 師範 総評 】 もう35回目の開催となった交流試合ですが、支部開設の当初は年に一回、数年後から年二回開催して来ました。多くの選手がこの交流試合で力試しをし、又、この試合を通して自身の至らなさを再認識し、修行に汗を流してきたことと思います。 道場には最近小さな子ども達がたくさん入門してきます。そして、回を増す毎にエントリーする子供達が増えてきます。 世の中が不安定になり、恐ろしい事件が次々と起きると、ご両親もいてもたってもいらないことと思います。少子化で一人っ子も多い。お母さんが一家の大黒柱をやっている母一人子一人のご家庭も多いです。 そんな中で、『子供がいじめられないだろうか』 『おかしな事件に巻き込まれないように、キチンと自分の思いを伝えられるようになって欲しい』『大きな声を出せる元気な子供に育って欲しい』など、お父さん、お母さんの想いは皆一緒です。 私たち武道の指導者は、そんな切実な想いに少しでもお役に立ちたいと願い、毎日たくさんの子供達と接し空手を教えています。空手は武道として技のみでなく精神的なものも身に付くようにと、今日では忘れ去られているかのような道徳心や、我慢の心や、苦しいことに立ち向かえる気持ちなどを様々な形で教えています。 今回一般の上級の部で優勝した木村くんは、体はまだまだ完成の域には程遠いですが、彼の精神力には素晴らしいものがあります。 彼に向って何を言っても、彼はそれを全身全霊で受け止めようと努力しています。 それが、彼の行動や言動や、目を見ると分かります。稽古量もどんどん増えてゆくが、大学にも通い、今は自動車の免許センターにも通い、バイトもする。道場では週に何回か指導も手伝っている。 人の何倍もの行動力と、気力とを併せ持ちながら、前へ前へと一歩づつ前進しています。 『一念岩をも穿つ』というのは真実で、彼は空手家として一人前になるという目標と同時に立派な人間になるための修行をこれからも続けてゆくと思います。そう期待したいです。 今日、入賞した子供達の多くは、一年に200回から300回もの稽古量を誇る張りやさんばかりです。一時頑張ることは誰でもできますが、継続こそが大事であるということ。追い込んで追い込んで奮い立たせることのみ教えるのでなく、燃え尽きないようにほっとする場所も用意してあげることも大事だということを分かっていただきたいです。 〝 空手をやることはただ単に強くなることじゃない。気持ちを強くしてこそ、その奥義を知る事が出来るんだよ 〟 ![]() ![]()
|