【2010春季昇段審査会】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2010.5.30(日)於:橿原南和本部道場 昇段受審者/5名 昇級受審者(一般上級)/3名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昇段審査レポート 吉野分支部長 武田 健司 5月30日 橿原南和本部道場に於いて昇段審査が執り行われました。 今回の審査は、松田 稜 一級、湯口 彩采 一級、久保 比老子 一級、山本 治 一級、落合 真也二級の5名でした。 午前9時より筆記試験が行われた後、昇段審査の必須項目である「極真への道」 の感想文を一人ずつ発表していきました。途中、久保一級が貧血を起こし倒れかけるというハプニングがありましたが、 なんとか全員が堂々と発表し終える事ができました。 そして、いよいよ審査は本番へと進んでいきました。 基本、移動、型については技の説明や号令を掛け普段の稽古の指導力を試され、日頃は出来ているであろう簡単な説明も緊張からか思うように出来ていなかった者が目立ちました。 その他、二段蹴り、補強、棒飛び、逆立ちに関しては、審査に向けここ数ヶ月間どれだけ努力してきたか、出来なかったことが出来るようになって審査に臨んだのが一目でわかります。空手に直接関係がない棒跳びや逆立ちが、なぜ、審査の項目にあてられているのか。今回クリアできなかった者は、しっかりと考えてもらいたいと思います。 昼食をはさみ午後からは、極真昇段審査の最大の難関である10人組手です。 1番手は松田一級。序盤は緊張からか動きに精彩を欠きましたが、徐々にペースをつかみ見事10人を完遂しました。 続いて湯口一級は、持ち前のガッツと一歩も下がらない強い精神力で最後まで動きが落ちないまま素晴らしい10人組手を完遂しました。 3番手に登場したのは久保一級です。久々の一般の女性ということで注目度ナンバーワンでしたが1人目にいきなり下段を効かされ苦しい立ち上がりとなりましたが、ボロボロになりながらも強い気持ちを持ちつづけ、礼も師範に対する受け答えもしっかりとして感動の10人完遂でした。 4番目は山本一級、1人目にいきなり上段回し蹴りの1本勝ちでしとめ勢いに乗ります。 後半は流石に苦しい状況になりましたが見事に完遂。 最後は落合二級、現役の若手選手ということもあり流石に前半から中盤にかけては勢いがあり、相手を圧倒していましたが後半は対戦相手の当たりも強く手数も落ち、苦しい10人組手となりましたが、見事に完遂しました。 組手を終えた5名からは、苦しみに耐え、また審査の緊張感や重圧に耐え、応援してくれた道場生や師範、いままで支えてもらった両親への感謝の気持ちと押忍の精神がひしひしと伝わってきました。 たいへんお疲れ様でした。 ![]()
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