【☆2012奈良支部冬合宿☆】
  New 2/22:三浦先生レポート&ギャラリー 吉野ギャラリー追加掲載

【2012冬合宿レポート】
吉野分支部 分支部長 武田健司

2月11日・12日、奈良支部は淡山神社にて、毎年恒例の冬合宿が行われました。
淡山神社は歴史が古く、大化の改新発祥地で、藤原鎌足公が御祭神です。
四季折々の美しい姿を見せてくれる淡山神社。春と秋に行われる、雅なけまり祭りは全国的にも有名で、とりわけ秋のけまり祭りでは見事な紅葉とあいまって見る者の目を虜にしてくれます。
また、大和七福神八宝霊場のひとつでもあり、福禄寿大神様も祀られており、地域のみならず、全国の多くの方々に親しまれています。 
そのような素晴らしい神社にて、神廟拝観所において、淡山神社の宮司様に祈願祈祷を取り行って頂き、心身ともに清められた後、総勢170名の参加者が御神気の漂う淡山神社の境内に、気合いが響き渡りました。
 その後、帯別に別れ、神社の地形を利用した稽古や、階段を利用したりと、それぞれの帯が合宿でしか味わうことのできない稽古に励みました。
 野外稽古の後は宿舎に戻り、大浴場で入浴し、疲れを落とし、夕食。道場生みんなで頂く食事は格別に美味しく、楽しそうに食べる姿や笑顔あふれる会話をしている姿を観ると、心が温かくなりました。
 屋内稽古では、一般部緑帯以上、少年部の茶帯による型の見直しが行われました。
上級者限定ということで、流石にほとんどの者が理解していたものの、細かな点での各々の相違点が確認でき、修正し、統一されました。
 奈良支部としても、型の重要性を再認識し、先日行われた第1回型試合においても、期待の新人が輩出されてきています。これからも、こういう機会に定期的に型稽古を行い、奈良支部の型の上達の底上げを計って行きたいと、秦師範もおっしゃっておられました。
 
 合宿2日目の朝は薄っすらと雪景色。木々や屋根に積もった雪と、すっきりと晴れ渡った青空の下、全員で行われた野外稽古。
白い息、引き締まった清らかな空気に自然と、やる気がわき上がってきます。
 そして、午後からはいよいよ、合宿のメインイベントである滝浴びです。
滝浴びでは毎年、各道場が順番制で、おなじみの豚汁の炊き出しをして頂きました。
今年は吉野分支部の担当でした。保護者の皆様におかれましては、一週間前より打ち合わせを行い、前日、そして当日の朝から男性陣、女性陣に分かれ、それぞれが手際よく準備してくださいました。
ありがとうとざいます。
 滝浴びはお神酒にてお清めをした後、師範を筆頭に黒帯から行われ、道場単位で順番に滝浴びを行います。
 ちょうど滝浴びを行う時間帯の気温は、幾分寒さも和らいでいたのですが、滝の水はいつものように冷たく、身を切るような痛さで、思い切り気合いを入れないと、本当に心臓が止まってしまうのではないかという気持ちに襲われます。
 それでも、みんな、懸命に気合いを入れ、己自身の心身の鍛練のため、精一杯の気合いを入れ、順に滝浴びをし、身も心も引き締められました。
無事チャレンジできた充実感に少年少女部の皆の表情は寒さに震えながらも、輝くものを放っており、心身ともにまたひとつ、成長を重ねた姿を伺え、嬉しく思いました。
 滝浴びの後は温かい豚汁を頂き、普段何気なく頂いている者も、温かい食べ物の有難さを心から味わい、笑顔で頂き、『ごちそうさまでした』と、礼儀正しく、炊き出しをしてくださった保護者の方々にお礼の言葉を言っていました。
子どもの成長段階にて、このようにめったにできない体験は、本当に素晴らしい経験で、かけがえのない宝物だと思います。
滝浴びもそうですが、奈良支部の冬合宿では普段の生活ではなかなか体験できないとても大切なことを学ばせてもらえます。
参加した道場生は多くの貴重な体験をし、これからの空手修行、そして、普段の生活に活かして欲しいと思います。
 今回、参加できなかった道場生も合宿という貴重な体験をぜひして頂きたいと思います。
 秦師範はじめ、分支部長、黒帯のみなさん、大所帯の引率、本当にお疲れ様でした。
また、炊き出しでお世話になりました吉野分支部の保護者の皆様、そして沢山の柴の準備と、みんなの暖を取るために御尽力くださった桜井の近澤様、本当にありがとうございました。  押忍


《2012年 冬合宿》
フォトギャラリー




【2012冬合宿レポート】
合宿長:真菅・田原本分支部 三浦分支部長 補佐/幸田初段


~初日~

ご飯☆

ご飯☆

女子ファイト!

女子頑張る〃

第一日気合!

第一日全員稽古

冬枯れの多武峰

南和・桜井

合宿前に日本を覆った寒波が幸運にも過ぎ去り、冬合宿初日は陽が差すほどの穏やかな天候に恵まれました。宿舎に到着後、早々と昼食を済ませ談山神社へ参拝に向いました。神廟拝所において秦師範を先頭に参加者全員が身を寄せ祈祷を受けました。

その後、全体での基本稽古を行いました。冬の山間部での寒さの中であっても突き一つ、蹴り一つごとに気合を込めて臨んでいた者の額からは汗が流れていました。道場生一人一人を見渡してみると、そのように気合を込めている子もいましたが、流して動作を行っている子や、気合と呼べるほどの声を出せていない子、あるいは声すらもほとんど出ていない子もいました。同じ時間に同じ内容の稽古をしてもこうして差がついていくことを窺い知ることができます。

帯別に別れての稽古においては、合宿ならではの屋外という環境で、また、神社とその周辺の地形を利用した稽古を行うことができ、新鮮な気持ちで良い汗を流せたようでした。私自身も屋外での稽古は清々しくてとても好きです。
ちなみに、その間、秦師範と西先生は二人きりでスクワットや押し相撲といった補強に休みなく取り組んでおられ、黙々と続けられる押し相撲のその迫力はさながら闘牛を思わせるようでした。

さて、稽古が終わり宿舎に戻ったのですが、子供たちの体力がまだまだ残っているようでドタバタと賑やかに過ごしていました。子供は稽古と遊びの切り替えが早いです。

夕食では食べるのが遅い子や食の細い子、好き嫌いのある子もいましたが、黒帯の先生からの励まし(プレッシャー?)もあり、合宿ならではの“たくさん食べることも稽古”を実践できたように思います。

夜のセミナーでは、上級の道場生を対象に最破、撃砕小などの講習が行われました。少年部にとっては時として退屈と感じるであろう型の稽古ですが、「楽しかった」という感想を聞けたことが収穫でした。

~2日目~

早朝全員稽古

滝浴びの前に

冬日和の中での稽古

焚火

起床して窓の外を見渡すと粉雪が舞っており、談山神社一帯が白い雪にうっすらと覆われていました。

朝の全体での基本稽古の最中にも目を山に度々向けてしまうほど美しい景色でした。私こそ先ほど言っていた気合が足りていませんね。昨日同様に帯別の稽古も行われ、指導員毎にそれぞれ個性的なメニューが組まれていました。

そして宿舎に戻り、小休止を挟んでから合宿最後の苦行、滝浴びに向けて出発しました。一人では決してできない苦行であっても、周りの皆も一緒にやるとなれば逃げたい気持ちも必然的に消えていきます。これも合宿の醍醐味と言えるでしょう。悲鳴を上げながらも滝に入って突きを出す子供たちは逞しく、苦難に立ち向かう気持ちがまた一つ強くなったのではないでしょうか。

また、滝浴びの最後には橿原本部2階の加圧のスタジオからトレーナーの鶴井先生も来られて参加されました。我々にとっては毎年の恒例行事でありますが、鶴井先生は大丈夫かなと見守りましたが、1月に師範に同行されて大阪東支部の滝浴び行事も参加されていて、難なくこなされ立派な滝浴びの情景でした。
我々の“動”の滝浴びとはまた違った静かなる迫力を感じました。

さて、毎年、滝浴びの後には豚汁を振る舞っていただいています。これは保護者の方々のご協力により何日も前から段取りを組み、材料の準備、当日朝からの炊き出し、後片付けまでの大変な労力を担っていただいています。今回は吉野分支部の保護者の方々のお蔭で、滝浴びで冷え切った体を蘇らせることができました。大会にせよ行事にせよ、多くの方々の、時には見えないところでの下支えがあってこそ、道場生の皆さんが立派な舞台で活動することができるのだという感謝の気持ちを常に忘れず、そしてその気持ちを表していきたいものです。  
押忍

《2012年 冬合宿》
冬合宿1日目 三浦先生 フォトギャラリー

《2012年 冬合宿》
冬合宿2日目 三浦先生 フォトギャラリー




【2012冬合宿レポート】
吉野冬合宿


吉野冬合宿①

吉野分支部集合!

佐渡初段

佐渡初段滝浴び

中峰初段滝浴び

武田分支部長

武田分支部長滝浴び

吉野冬合宿②

ご苦労様です!

楽しい~~

吉野三勇士

師範滝浴び

集合-1-

集合ー2-

集合ー3-

笑顔で

滝浴び*全員

豚汁熱々☆



《2012年 冬合宿》
吉野冬合宿① フォトギャラリー

《2012年 冬合宿》
吉野冬合宿② フォトギャラリー


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