第5回女子全世界空手道選手権大会
4月29日〜30日 於:東京体育館  

伊藤観世 型の部で遂に世界のトップに!!


奈良支部女子のホープ伊藤観世選手が遂に世界大会で見事優勝されました。

若干19歳の伊藤選手、現在も進化中。これからも大活躍の期待の予感。


型の部 優勝 伊藤観世(天理)

  


2005国際青少年空手道選手権大会(兼・第11回全日本青少年空手道選手権大会)
4月29日〜30日 於:東京体育館  

奈良支部、今年は優勝を含め5名の入賞!!

 初めての青少年の国際大会、世界14ヶ国から1000名近い選手が集い
年齢別クラスのトップを目指して技を競い合いました。

奈良支部の子供たちも大健闘。熱い2日間に亘る大会となりました。

 【組手】
   優勝    9歳の部                     椎原大稀(橿原南和)

   準優勝  12歳〜14歳男子 60`以下級       奥本貴之(橿原南和)

   第3位   12歳〜14歳男子 60`以下級       中野聡大(郡山)

   第3位   5歳の部                     南本拓海(橿原神宮)


 【型】
   第3位  10歳の部                     端岡剛輝(天理)

  

  

(ワールド空手7月号より抜粋)
伊藤観世が世界制覇!
第5回女子全世界空手道選手権大会型の部
世界一はなんと伊藤観世。

数年前には型をほとんど知らなかった19歳が、数々の型講習会を経て成長。
予選、決勝を通じて最も型に力強さが感じられた。

秋元主審は「伊藤選手は基本動作の質をより高めれば、
さらに完成度の高い型が演じられるはず」と新女王へエールを送った


-------HEROINE INTERVIEW 型世界女王は19歳の専門学校生-------

「獲ってしまったという感じ。本当に大事なのはこれから」

◆ 世界一になった今の心境は。
「全日本でも優勝していないのに、勝ってしまったという感じで、実感が湧いていません。本当に大事なのはこれからですね」

◆ 大会前はどんな準備を。
「父が分支部長なので(天理道場)では私と父しか指導出来ませんから、普通に少年部の指導と一般部の稽古に参加していたくらい。移動稽古のなかで動きを練ったり、稽古後に自主トレの時間を少し取って稽古をしたりしていました」

◆ 予選はどうでしたか。
「肩に力が入ってガチガチ。脱力することができず伸び伸びとした撃砕小を演じることができませんでした。だから予選を通過したときはホッとしました」

◆ 決勝までの心境は。
「(村上)志津香ちゃんの試合も見たかったし、フラフラしていたら父親に怒られました(笑)
1時間ごとにアップしてそのとき(決勝戦)を待っていました」


◆ 観空については。
「相手にどのように技をかけるかイメージし、自信を持って思い切り技を出そうと思っていて、やり切れたなとは思いました」

◆ 結果に正直驚きました。
「恥ずかしい話ですが、型をほとんど知らなかった時期もあったんです。講習会に出て少しずつ型を覚えていって、予選落ちも何度も経験してきて、動き方やバランスの取り方が少しずつわかってきた。昨年の極真祭で初めて予選を通過したんです。でも今回は『優勝するぞ、獲らなきゃ駄目だ』と自分に言い聞かせて臨んでいました」

◆ 型への取り組みが変わったきっかけは。
「色々なきっかけがこれまであったんですけど、本当に意識が変わったのは、福岡で開催されたアジア大会がきっかけで、木村(やす枝)さんの観空に感動してからなんです。今回私はあの木村さんの観空をイメージしてきた。だから会場で最後に挨拶させていただいたとき思わず涙が出てしまいました。色々な想いがこみ上げてきて・・・」

◆ 先輩たちを超えての栄冠です。
「歴代の入賞者の方と一緒に出場できて幸せです。高梨(清美)さんに試合場でアドバイスをいただいたり、岡本(早代)さんに誉めていただいたり。また柿沼支部長、成田支部長・・・。他にも知ってる人がちょっとずつ増えて心強いです。秋元師範には『完璧を目指してください』と言っていただいたのですが、自分は全然できていないのでプレッシャーを感じています(苦笑)。もっとしっかりできるように頑張ります」


(ワールド空手7月号より抜粋)
勝っても負けても 前を向いてまた頑張る!
今大会の勝敗の意味とは
実は青少年大会ほど連覇を続けるのが難しい大会はないかもしれない。
自分の意志で大会出場を決められないばかりか、一般の全日本大会並みの人数が出場している階級もある。
 今年は例年になく、過去の優勝経験者が次々と敗れた。力量差が詰まっているのだ。

奈良の奥本貴之もその一人。決勝再延長2−3の判定で敗れた。
内心は悔しいはずだろうが、全力を出し切って打ち合いを挑んだ結果だけに表情は清々しかった。
「将来は『一撃』の舞台で亀田三兄弟を倒します」と威勢の良い言葉も出た。


成田壮大は、勝ち進んだ仲間たちの応援に回っていた。
今大会だけでなく地方交流試合から拳を交える機会の多い子とは自然と仲良くなる。
応援して、応援されてそして絆を強めていくのだ。
優勝した子の父親から成田に対して感謝の言葉が出たほどである。

最も熱気の帯びた試合となったのが初日の村上真基VSアンドレイ・ブリーキン。
ブリーキンが村上の顔面を叩いたにも関わらず一本勝ちのように盛り上がるロシア陣営。
一種異様な雰囲気の中、村上はすぐ立ち上がり、最後は真っ向から打ち合って0−4で敗れた。
高校生ながら琵琶湖杯軽量級を制すなど一般でも頭角を
現し始めている村上にとっては、かなりショックだったはずだ。

確かに久しぶりに味わった敗北はほろ苦い。
だが、過去どの世界王者をとってみても敗北を喫さずに勝ち上がった人間などいない。
いかに敗北を明日に生かせるのか。「強い人」とは、敗北をバネに力を伸ばす。
その素質に恵まれている人間のことを言うのだ。本当の勝負はこれからだ。



2005国際青少年空手道選手権大会に出場した広陵分支部の網中くんと田中くんが地元広陵町役場の広報誌で
紹介されました。

広陵町役場広報誌『広陵』掲載

これからも練習がんばるぞ!
網中皓一さん、田中将太さん第11回全日本青少年空手道選手権大会出場
4月29日と30日、東京体育館で、第11回全日本青少年空手道選手権大会が開催され、
広陵町からは網中皓一さん(馬見北9)と田中将太さん(弁財天)が、奈良県代表として出場されました。

この大会は、国際空手道連盟極真会館(極真カラテ)の少年クラスの国際大会で、
2月20日に行われた奈良県大会で田中さんが幼年の部3位、網中さんが師範推薦を受けて出場されたものです。

二人とも極真カラテの練習を見て興味を持ち始められ、
「練習はしんどいときもあるけど、楽しい」と話してくださいました。
今回の結果は、残念ながら網中さんが3回戦敗退、田中さんが初戦敗退でしたが、
これからも練習に励んで、来年は全国制覇目指してがんばってください。



※広陵町役場内にて撮影

平成17年6月19日付 読売新聞
国際青少年空手道選手権年小4椎原君4連覇 中2奥本君は準優勝


東京で4月に行われた国際青少年空手道選手権(国際空手道連盟極真会館主催)で、
同会館奈良支部(秦貴典支部長、橿原市東坊城町)の橿原南和本部道場所属の
橿原市立新沢小4年椎原大稀君(9)が4連覇を果たし
、同道場所属の大和高田市立片塩中2年奥本貴之君(13)が準優勝を収めた。

2人は18日、県庁を訪れ、成果を報告した。

これまで国内大会だった同大会は、今回から国際大会となり、外国人選手も参加して行われた。

椎原君は、「全日本青少年空手道選手権大会」との名称で行われた昨年まで3連覇を果たしていた。
椎原君は以前から痛めていた、右ひざを準々決勝で悪化させた。
周囲から、「もうやめた方がいい」と言われたが、「絶対に最後まで戦う」と、痛みを隠して出場。
決勝では、延長戦になり激戦の末、判定で勝利を収めた。
5歳の時、同会館主催の大会を見て、「格好いい」と思ったのが始めたきっかけ。
週5回の厳しい練習も「勝ちたいから」という一心で頑張れる。
椎原君は「次の目標は5連覇」と、来年を見据えている。

一方、奥本君は、12歳〜14歳の部男子60`以下級で準優勝。
しかし、昨年は優勝しただけに、納得はいかない。
「優勝以外はどこで負けても1回戦負けと同じです」とあくまで厳しい。
奥本君の夢は、成人の大会での世界チャンピオン。
その前に来年の同大会で雪辱することを期して練習に励む。
奥本君は「スピードとスタミナに磨きをかけて、来年は優勝を取り返したい」と決意を語った。

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